体験記:もらったメダカが全滅!飼育は大変で難しい⁉(飼育失敗からふ化成功まで)

メダカ飼育

こんにちは!にっちです。

この度、半強制的に(笑)メダカを飼うことになりました!パチパチ~!なんでじゃ(笑)!

うちのじいちゃん(自分の父です)が、自粛生活も長くなかなか、思うように遊びに行くこともできないので、孫(うちの息子2歳半)に

『小さな生き物を飼って、可愛がることで生き死にも学べるし日々の生活に彩りがますじゃろ』

という気持ちで、たまたま立ち寄った道の駅で買って来てくれたそうです。

その時、自分は仕事で家にいなかったのですが、生き物苦手な嫁の目は、死んだ魚のような目になっていたそうです、、、


よっしゃ!父ちゃんが責任をもって飼ってやろうじゃないか!と意気込んで飼い始めました。

ちなみに室内飼育で玄関の靴箱上に水槽設置です。


全滅しました。全滅。

我が家のお花用のプランターは埋めてあげる場所が無くなりました。


「メダカは比較的強い魚で飼いやすい」ってネットで書いてあったんですけどね、、、

父ちゃんも死んだ魚のような目になりました。なんでじゃ~!


息子は隣で

「ナナナ(魚のこと)死んじゃっあねッ!」

と満面の笑みを浮かべてはしゃいでいます。なんでじゃ~!



ちなみに飼育2カ月が経過しましたが、今は元気に育っており、連日のように産卵しています。


この記事を読むと、

  1. メダカを飼うか悩んでいる場合、メリット、デメリットの比較、検討
  2. 飼うと決めたら、先に決めておくと良いこと
  3. これだけは必要な物
  4. 初心者がやりがちなメダカを死なせてしまう原因
  5. 初心者でも、たまごをふ化させる方法

が、分かるかと思います。


メダカ!今は元気に生きています!

メリット・デメリット比較

結論からいうと、自分は飼って良かったと思ってます。

が、注意点やこうすれば良かったという点がたくさんあるので紹介させて頂きます。

 メリット 】

  1. メダカが可愛くて、好きになる
  2. 意外と親のほうがハマってしまう
  3. 綺麗な水槽は見ていて気分が和む&癒される
  4. 子どもの成長には良いと思われる(毎日の世話を一緒にする)
  5. 子どもに初めての死と埋葬を教えることができる


【 デメリット 】

  1. 最低限のお金はかかる(工夫次第でコストダウン可能)
  2. 生き物を飼うので責任を伴う
  3. 世話にある程度の時間はかかる(方向性と慣れによるが1日30分かからない程度)
  4. 死んでしまった時のショックがデカい
  5. ネットで調べても分からないことがある


メリット解説

1.メダカが可愛くて、好きになる

やっぱり、手間をかけて育てていると愛着がわきます。

毎回、餌をやりに行くと、元気に水面によってきます。


2.意外と親のほうがハマってしまう

あるあるかと思いますが、親がハマるパターンです。

今度はたまごふ化させてみたい!とか、この産卵床の方がたまごが付きやすいのでは?とか、凝りだしてしまうことがあります。結構な沼加減です。

人による部分もあるかもですが、生き物苦手な嫁もかわいがってくれています。


3.綺麗な水槽は見ていて気分が和む&癒される

水に反射するライト。キレイなグリーンの水草。気持ちよさそうに泳ぎ回るメダカ。

気が付くと10分、15分と眺めている時があります。

日々、ストレスが多い現代社会。私は癒されています。


4.子どもの成長には良いと思われる(毎日の世話を一緒にする)
お父さんは、なかなか子どもと一緒に何かする時間を作りにくいですよね。

自分は餌やりを毎日一緒にしています。

ご飯をあげて、水槽の掃除を一緒にやる(見ているだけですが、一所懸命に指示してきます)

最近は子どもから「ごはんあげよう」って言ってきます。

メダカのことを愛おしそうに眺めてるのを見ると飼って良かったと感じます。


5.子どもに初めての死と埋葬を教えることができる

私は子どもの頃、亀やハムスター、インコ、熱帯魚、猫、犬など一通り飼ったことがあります。

子ども心に、可愛がっている生き物が亡くなってしまうと、心を痛めます。

そんな経験も、子どもの頃にさせてあげるのは良い経験になると自分は思っています。

可愛がっていた生き物とさようならをして、丁寧に埋葬することも、心のどこかに成長の種として残るのではと考えています。


以上が、各メリットの説明になります。

カッコつけて、死と埋葬とか言っていますが、実際に全滅した時は可愛がる、情がわく前に全滅しました。


デメリット解説

1. 最低限のお金はかかる(工夫次第でコストダウン可能)

水槽から、ポンプ、餌までやはりお金はかかってしまいます。

どの程度までかけるかを、決めて工夫することでトータルのコストは下げれます。

ちなみに私は結構かけてしまったと感じています。


2. 生き物を飼うので責任を伴う

当たり前のことですが、生き物を飼うには責任が伴います。

飼えなくなったから自然放流とかはナシです。

しっかりと考えてからにしましょう♪



3. 世話にある程度の時間はかかる(餌やり10分水換え30程度

最低でも餌やり5分程度×2回@1日くらい、夏場は水槽の水換え(全量の1/3)と掃除で30分程度@週一回位はかかります。

掃除なんかは工夫やお金のかけ方次第でもう少し伸ばせるかもです。

たまごからふ化をやりたいのであれば、たまご産んだ際に10分~15分程度の時間がかかるかもですが、ここも、どこまで時間かけるか、やり方を決めることでかける時間は変わってくると思います。



4. 死んでしまった時のショックがデカい

これはそのままです。こちらの気持ちと関係なしに亡くなる時は亡くなります。

が、やり方次第で可能性を下げることはできます。

初心者からの全滅 ⇒ 産卵、採卵、ふ化、稚魚育成までたどり着いたので、失敗ノウハウ含めて後述します。




5.ネットで調べても分からないことがある

ある意味、ここが一番伝えたかった部分です。

全滅に至るまで、なんで死んでしまうのか色々と調べ回りました。

ショップの店員さんにも聞きました。

しかし、原因が不明(涙)

同じようにお困りの方に少しでも情報提供できればと思い書いています。

自分なりに原因を一個づつ潰した結果、今は順調にメダカが生きているので方向性は間違えていないと思います。


飼うと決めたら、先に決めておくと良いこと

飼うことを決めた場合は、下記を先に決めておくと良いと思います。

自分は手探りで、壁にぶつかってから決めました。

先に決めておけば良かったリストです。


  1. 飼育場所 室内 or 室外
  2. お金をかける or かけない
  3. 稚魚を育てる or 育てない
  4. 家の近くで必要な物を買える場所を調べる
  5. 必要な物を事前に買っておく

室内飼育 ライト付き

飼育場所 室内 or 室外

飼育場所は事前に決めておきましょう。

室外の場合は、鉢や発泡スチロール製の物などの飼育容器になるそう。

自然光での飼育のため、ライトもいらないですね。(直射が強すぎる場合、すだれ等が必要)

また、虫や鳥、猫などの天敵も多いので注意が必要です。

自分は子どもと泳いでいる姿も見たかったので室内にしました。

外で飼えるかは住宅事情にもよるので、よく検討しておきましょう♪

お金をかける or かけない

必要な物やグッズは安いものから高いものまで色々とあります。

例えば、 飼育容器一つとってもガラスケースから植物用プランター、虫かごみたいなプラスチックまで色々です。

ホームセンターや専門店に見に行くと、ついつい良いものを買いたくなってしまいます。

なるべくお金をかけたくない場合は、100均でそろう物はすべて100円で済ます方法もあります。

事前にいくら位かけるか決めておくと、無駄な出費も増えず良いと思います。

で、いくら位かかるの?というのは、自分の例を後述しますので参考にしてください。


稚魚を育てる or 育てない

稚魚を育てたいか?成魚だけでよい?は事前に決めておくことをオススメします。

でないと私のように、いざ卵をお腹に付けたメダカを目の前にしたときにバタバタすることになります。


最初から、稚魚は育てないと決めるなら、購入時に オス or メス だけ買えないかお店で聞いてみるといいと思います。

または、卵ができてもひたすらスルーする作戦。

成魚は卵も生まれたての稚魚も餌と勘違いして食べてしまいます。


私は卵ができたら稚魚にしてみたいな~とは、思っていました。

が、グッズは卵できたら買おうかな~と思っていて(当初は全滅したので卵より生存できるか?状態)最初卵ができた時は用意がなく、慌てて買いに行きました。そして買って帰ったら卵無い。トホホ。

さっきまで、ここについてたのに無い!なんてことが頻繁にあります。どんだけ空腹なの(笑)

なので、卵を育ててみたい場合はすぐに回収する必要があります。(慣れると3匹分で5分~10分程度)

この回収作業ですが、朝方になります。

うちは7-8時位の時間についていることが多いので、朝の一番忙しい時間になります。

最初のころはすべて回収してましたが、連日卵ついてるなんて事も多いので、今は時間のある週末についている時は回収、平日はほぼ回収しない程度にしています。

食べられてしまうのは仕方ないマインドに切り替えました。

家の近くで必要な物を買える場所を調べる

Amazonや楽天など、ネットで購入もできますが実物を見て検討したり、成魚は直接購入したいですよね。

お家の近くの

  • 熱帯魚屋、メダカ屋
  • ホームセンター
  • 道の駅
  • 100均

なんかは事前に調べておくと良いと思います。

実際にグッズを買う際は、お店で買うよりもネットの方が安い場合が多いと思います。


必要な物を事前に買っておく

とにかく何かが起きてから焦って買ったりしないように必要な物は事前に買っておきましょう。

下記は最低限必要な物です。(屋内飼育の場合)

  • 飼育容器
  • エアポンプ/濾過フィルター
  • カルキ抜き
  • 水換え用ポンプ
  • 掃除用具(コケ取り)
  • 水温計
  • 卵・稚魚育成用ネット

初心者がやりがちなメダカを死なせてしまう原因

メダカが死んでしまった原因かと思われる事項です。

  1. 購入する場所と水槽への移し方
  2. 水質の悪化と枯れてしまった水草
  3. 水換えのやり方とカルキ抜き
  4. 水温の管理
  5. 水流の調整


購入する場所と水槽への移し方

購入する場所、例えばホームセンター、道の駅、専門店、ネット販売などがあると思います。

おすすめは専門店です。

その他は手元に来るまでに弱ってしまっている場合がある点があります。

残念ながら初心者では、飼う際に見分けがつきません。

専門店で元気なものをプロに選んでもらうのが良いです。

うちの場合、道の駅で買って来てくれたのですが、いきなりだったので水槽を用意するまでに2-3日かかってしまいました。これも全滅要因の一つだったと思います。

水槽への移し方ですが、専門店やホームセンターで購入するとぱんぱんに膨れた固めのビニール袋に口を輪ゴム止めした形で買えると思います。

この形だと、ネットで調べられる水合わせがうまくできると思います。

※水槽に浮かべて30分程度、水温を合わせる方法

うちは、道の駅購入で虫かごで来たので、ビニール袋(レジにある肉なんか入れる薄手のカサカサするやつです)に移し替えてから水槽に浮かべました。

ここで空気でぱんぱんにしていなかったので、水槽の水がビニール袋に食い込んでいました。
※ぴんと張れていなかった状態

そのため、今考えるとビニール袋内で弱ってしまったことが想定されます。

また、購入時の水は病気なんかが入っている可能性もあるので水槽には合わせない方がよいです。

※私は全投入してしまいました

水質の悪化と枯れてしまった水草

水槽を飼う際に水草(マツモ)を飼いました。

が、室内飼育で直射日光が当たらない場所にも関わらずライトは最初買いませんでした。

 ※いいなと思ったものが、金額が5,000円位したのでケチりました

すると、先の方から枯れてしまい水質が悪化。

また、餌のやり方も小さいスプーンですくってあげていたため、水面によって来た際に尾びれであおられて水槽の底に沈みがちだったことも、水質悪化の原因かと思われます。

今は、なるべく水面で食べきってくれるように、指でつまんでちょっとづつあげています。

ちなみにライトは水草を枯らしてしまったトラウマから最初にいいなと思ったものを購入しました。

結局買うなら、最初から買えばよかったです、、、

決定的な原因かは不明ですが、2日に1匹のペースでメダカは亡くなっていきました。。。

水換えのやり方とカルキ抜き

ネットで調べたところ、カルキ抜きは一日、日光の当たる場所に置けば抜けると書いてありました。

タライで汲み置きしてベランダで一日直射に当てました。

いざ!初の水換え!

小さな命が2つ犠牲になりました。全滅の夜でした。


上記から、初心者であることを謙虚に受け止め、ケチらずにカルキ抜きを買いました。

カルキ抜きには、メインのカルキを抜く性能だけでなく、病気になりにくくする成分なんかも入っているものもあるので、使った方が良いと自信をもってオススメします。

水温の管理 水温の管理

日に日に亡くなっていくメダカを目の前にして、一つの疑問がありました。

夏場だし水温が高すぎるんじゃないのか⁉ という問いに関するアンサーは水温計がないと分かりません。

ケチって買いませんでした。ハイ。。。

安いものだと200円程度で買えます。先に買いましょう。

私はわからなかったので、買うまでの間、手持ち扇風機を水槽に当たるように設置するというアナログ方法で対処しました。

水温計を買ってから水温をみると30度前後。

メダカの水温の目安は2℃から38℃くらい。

メダカが最も活発に活動する水温(成長に適している水温)は25℃から28℃くらい。

なので、結果的には少し高いくらいだったので直接的な原因ではなさそうです。

が、測れないと分からないので買いましょう。

水流の調整

私が購入したのは『メダカ飼育 基本6点セット』 という必要なものがセットになっている製品で、水中ポンプ式高性能水中フィルターなるものが入っていました。

横方向にシャワーパイプが付いているタイプのものです。

ポンプというと、ブクブクするエアーポンプのイメージがありますが、水面が揺れている程度でも酸素供給は足りるそうです。(店員さんに確認+ネット調べ済)

 ※1ℓの水に対してメダカ1匹くらいが適量とされています

問題だったのは水流。

気がつかなかったのですが、当初、最弱と思ってつけていたのですが、強でついていました。

メダカはもともと田んぼなどの水流が強くないところに生息する生き物なのであまり強い水流だと弱ってしまうそうです。

購入するポンプの説明書はよく見て使いましょう。


まとめ

メダカ全滅の原因と思われる事項を下記の方法で改善してみました。

  1. 購入する場所と水槽への移し方

 ⇒ 全滅後に、熱帯魚屋さんで同じ種類のメダカ(楊貴妃)を購入

2.水質の悪化と枯れてしまった水草

 ⇒ 水草を育てるのに適したライトの購入と点灯時間を決める(朝の8時から夜6時くらいまで)

   ※本当は6~8時間くらいが良いとされていますが、人間の生活リズムに合わせてます

3.水換えのやり方とカルキ抜き

 ⇒ カルキ抜きの購入・使用。
   できた水は2ℓのペットボトルに入れて水槽近くに置き、水温を合わせておく

4.水温の管理

 ⇒ 温度計の購入と適温内での飼育確認

5.水流の調整

 ⇒ 最弱にしてポンプ稼働

上記の改善を行ってからは1匹も亡くなっていないので、メダカにとって快適な環境を作れたのではと思います。

多分、原因は複合していたように思います。

そもそも、弱っていたところに水質の悪化と、カルキの抜き切れていなかった水を変えたこと。

さらに強すぎたと思われる水流での疲労。

さらに、さらに準備不足とお金をケチって必要なものを買っておらず、必要な対応をすぐ取れなかったこと。


失敗の百貨店状態ですね。。。

皆さんには、事前に方向性を決めて、必要なものをそろえてから飼い始めることをオススメします。

初心者でも、たまごをふ化させる方法

上記の改善をしてから1週間もせずにメダカはたまごを付けました。

うれしかったです♪

たまごはすぐに食べられてしまう、もしくはどこかにくっついてしまい発見しにくいことが多いので、私はおなかについている所から直接回収しています。

綿棒でこするとと取れるとネットに記載あったので試してみましたが、私は上手くいかなかったので、透明のプラスチック製のコップ(お花見なんかで使うようなやつ)でメダカごと捕まえて、小さめのタッパーに移動させてスポイトで直回収しています。

左側中央にたまごがあります

慣れてくると以外と簡単に取れます。

回収した、たまごは最初フロート式のネット(水槽の中に浮かせるタイプ)を使用しました。

が、ネットが白くて入れたたまごの行方が分からなくなることと、水カビが生えてしまったかどうか判別しにくいので、やめて今は虫かでふ化させています。

水カビは本当によくできるので、たまごを回収した後は、たまご同士をつないでいる糸を取り除き、一個づつバラバラにしてタッパーで隔離しています。

また、たまごはカルキ入りの水道水でも殻のおかげで問題ないので、カルキが抜けてしまう1~2日ごとに水を変えています。

たまごがふ化するまでは水温25度で10日間(1日の水温を足していって250度くらい)ほどかかるので、1週間はタッパーで隔離 ⇒ 虫かごに移す という方法を行っています。

現在は稚魚10匹程度、育成中です。

まとめ

事前に方向性を決めること、準備の大切さを少しでも感じてもらえればうれしいです。

ここまでの私の失敗経験を繰り返さないことで、きっと快適な『メダカ・ライフ』を過ごせるのではないかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回は、自分が買ったものリストと金額、グッズをできる限り100均でそろえた場合はいくらかかるかを比較してみたいと思います。



ではでは、ピース!

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